佐藤光佐藤光プロフィール

昭和四十四年(1969年)福島県生まれ。
主にガラスを種とした材料に彫刻を施す「サンドブラスト技法」を駆使する。
埼玉県に工房を構える「ガラス工房ケミカ」の村山良子氏に師事。後に喜多方市に「ガラス彫刻工房ぽぽんた」を構え、日々作品作りに精を出す。
ガラスを彫り込むサンドブラスト技法以外に、ガラス同士を溶着させたり曲げたりするフュージング技法も取り入れ、独自の世界を作り出す。
デザインに喜多方の文化「喜多方染め型紙(会津型)」も取り入れ、素材の味としては会津の伝統産業、漆器をも取り入れ、会津の漆器工芸所との共同制作により「漆彫刻硝子器(特許申請済)」を完成させる。

現代工芸美術家協会福島会会員

福島民報新聞掲載記事



■□サンドブラスト技法とは□■

ガラスの透明感を活かしながら芸術品に仕上げる技法は、古くはアールヌーヴォー期に遡る。エッチングや切り子、吹き硝子とは違う独特なもので、特殊な砂を高速・高圧で対象物に吹き付け、彫り込んでゆく。

そのため、立体的な彫刻はもとより、色合いも自由に表現でき、素材もガラスに限らず、金属や陶器、デニムや革にまで表現出来る。

一般的にはギフト物のグラスやボトル、鏡などにデザインや文字を彫り込む物が多いが、切り子や、アールヌーヴォー期の巨匠エミールガレやドーム兄弟、ラリックに代表される硝子工芸品同様、技術・技法の応用により美術品・芸術品にまで昇華出来る無限の可能性を持つ。



■□作品紹介□■

花や昆虫、動物といった写実的なモチーフをデザインする事もあるが、作者の得意とするところは模様や「和」の雰囲気を醸し出す事にある。
食器はもちろん、花器・アクセサリー・時計・額装・オブジェなど、作品は多岐に渡ります。

【作品一覧】

瑠生(るしん)
「平成20年 福島県総合美術展 県教育長賞受賞」

青琳(せいりん)
「平成20年 東北現代工芸展 東北現代工芸準賞」




【経歴】

平成18年
米沢市民総合芸術祭工芸展 招待
平成19年
福島県総合美術展 入選
平成19年
米沢市民総合芸術祭工芸展 招待
平成20年
会津総合美術展 入選
平成20年
東北現代工芸展 東北現代工芸準賞
平成20年
福島県総合美術展 県教育長賞受賞
平成20年
河北工芸展 入選
平成21年
第63回会津若松市総合美術展覧会 工芸部門 入選
平成21年
第35回 東北現代工芸展 入選
平成21年
第63回 福島県総合美術展 工芸美術部門 入選
平成22年
第64回 会津若松市総合美術展覧会 工芸部門 「美術賞」受賞
平成22年
第64回 福島県総合美術展 工芸美術部門 入選
平成22年
第36回 東北現代工芸展 「仙台市長賞」受賞

■□ぽぽんた□■

硝子工房 ぽぽんた


営業時間:
10:00〜17:00
工房ですので、営業に出掛けている場合もございますので、ご了承ください。
体   験:
個人、団体様問わずご連絡ください。
材料を持ち込み頂ける場合には2000円、体験・材料費込みの場合は3000円となります。
問合せ先:
電話 0241-22-1002
住   所:
喜多方市3丁目4860


この作品はFMきたかたセレクトショップ限定で作製しました。
作品名「六瓢息災(むびょうそくさい)」 喜多方の文化”喜多方染型紙(会津型)”の瓢箪を、6つあしらいました。
完全手作業につき、全く同じものは作れません。

ご希望があればサービスでお名前お入れします。名前に使用する書体はゴシック・明朝・楷書・行書からお選びいただけます。
1文字の大きさは約1センチとなります。

漆彫刻硝子器の特徴として、漆部分以外の磨りガラス部に水分が入ると透明感が出ます。また洗った時の乾燥が速い事もあげられます。

FMきたかたセレクトショップ

喜多方の特産品を集めたFMきたかたセレクトショップにて、佐藤光先生のぐい飲みをご購入いただけます。
商品は、受注してからの制作となりますので、お手元に届くまでおよそ2週間いただいております。


その他の商品は、福島県より、ガラスの器・オリジナル雑貨の販売 ガラス彫刻工房 ぽぽんたよりご覧頂けます。